この記事では、海外FX業者と国内業者とどちらが「破産」を招きやすいのか?
過去に海外・国内両方のFXブローカーを利用していた管理人が解説していきます。
本格的にリアル相場でFXトレードを行うには、
やはり、何らかのFX業者の口座開設が必要です。
そこで迷ってしまいがちなのか。
「レバレッジの高い海外のFX業者と、国内業者のどちらが破産のリスクが低いのか?」
かつて私も、2017年頃迄はGMOクリック証券を使っていました。
かれこれ10年以上前に口座開設し、今では全く使用しておりません。
国内の業者の魅力と言えば、やはりサポートがしっかりしていることでしょう。
正しレバレッジは個人で25倍、法人でも100倍~200倍前後と低め。
数年前にレバレッジが10倍に引き下げられることが金融庁で検討され、
多くのトレーダーから反対の声が上がり、その時は見合わせることになりました。
流石にレバレッジが10倍ではFXのメリットが全くありませんね。
一方、当時、最大レバレッジ800倍を謡う海外業者なども存在し、
日本とは全く真逆なスタイルでユーザー獲得に努めていたのが海外業者です。
レバレッジは諸刃の刃と言われていますが、
本当にそうでしょうか?
国内FX業者のメリット・デメリット
国内FXブローカーのメリットは、
日本語が通じる(当たり前)、サポートが迅速、出金が早い
大体この辺でしょうか?
特に海外業者と異なり、サポートにしろ何にしろ常に日本語が通じるので、
万が一大きなトラブルに見舞われても安心感がありますね。
正しレバレッジは25倍と、海外よりもかなり低め。
日本の業者で口座を開設した場合、
最低でも30万くらいの資金を入金しておかないと、安全な取引が難しくなります。
因みに、建玉を立てる為の「証拠金」は、為替レートによって異なつてきます。
仮にドル円の場合であれば、1ドル130円と仮定して、
10000通貨を建てるのに必要な証拠君は、52,000円
【必要証拠金 国内業者の場合 レバレッジ25倍】
※ドル円・・1ドル130円の場合
:1,000通貨(0.01ロット)・・5,200円
:10,000通貨(0.1ロット)・・・52,000円
:100,000通貨(1.0ロット)・・・520,000円
0.1ロットの通貨を建てる為に、ドル円でも今のレートだと5万円以上。
私がGMOクリック証券を使っていた頃は、ドル円が102円~120円でしたから、
上記よりもかなり安い証拠金でポジションを建てることが出来ました。
これが、ユーロドルや、ポンド円なんかですと、
レートの価格が高い分もっと証拠金が必要になります。
仮に安全に0.1ロット~0.3ロットで運用したとしても、
1ドルが130円の場合、5万~15万前後の証拠金が必要になります。
何度も言いますがユーロやポンド系の通貨はもっと証拠金が必要になります。
国内業者のメリットは、常に100%完全な日本語でサポートが受けられるのと、
出金がスピーディーに行える事。
一方、デメリットは、
レバレッジが低い分、安全に運用するには最低でも30万~50万は必要です。
5万~10万程度の少ない資金では安全に運用出来ません。
しかも、これだけではありません。
国内の業者には「追証」というシステムが存在します。
これがなかなか曲者。
これについては後程詳しく解説します。
海外FX業者のメリット・デメリット
海外のFX業者で有名なのは、XMとか、トレードビューなどが有名ですね。
これらの業者のレバレッジは大体400倍~200倍。
海外業者のレバレッジは平均して400倍程が一般的です。
少ない証拠金でも、ロット数に注意すれば安全に運用が可能です。
海外業者の場合は、3万~5万円の資金からでもトレードを開始できます。
レバレッジが高いので、その分低い運用金額でもトレードを開始出来るのが
海外業者のメリット。
しかも、海外業者はゼロカットシステムを採用しているので、
預けたお金以上に損するリスクはありません。
日本の業者の様に追証など有りませんから、安心してトレードに励めます。
一方、海外業者を使うデメリットと言えば、日本語のサポートが完全ではなく、
サポートに連絡しても、時には意味不明な返信が帰ってきたりします。
それでも大手の海外業者は、日本人スタッフと思われる人員も存在するので
一概には言えません。
また。出金に関しては、ダイレクトに日本の銀行に送金すると手数料が高いのと、
1週間前後かかる場合もあります。
これを防ぐ為に、ネッテラーなどの第3業者を介して出金を行います。
出金に関しては、国内業者よりも海外業者の方が面倒ですが、
出金拒否など、余程の事が無い限り有りません。
高額な「追証」を抱えると「口座破産」だけでは済まない!
追証は日本独自のシステム。
追証とは、急な価格変動により残高がマイナス資金になる事。
口座開設時に日本の業者は開設時に、様々な見身分証のコピーやら審査やら、
何かと時間が書かなります。
ここまでするのは、追証が発生した際逃げられないようにする為。
マーケテイングFXのは販売ページでも、追証に関して以下の様に述べられています。
なぜこんなに違うのかと言えば、もちろん日本の法律も関係していますが、
追証(損失が発生した時の保証金)の関係です。日本でマイナスを出せば借金になって取り立てられますから、
身分証の提出も書類上の契約もしっかりやっておかないといけません。
ユーザーに逃げられても追いかけて借金を取り立てる為に…。この辺りが「FXで一夜のうちに破産したあげく莫大な借金を背負った…」という話しの
始まりです。 逃げられらないように
きっちりと契約を交わし書類も提出しないと口座が開設できません。海外の場合、ゼロカットシステムによりマイナスになっても資金が0円になるだけで、
借金にならないので、会社側がユーザーに対してマイナス分を取り立てる必要がありません。
ですから、日本の証券会社に提出するような書類が不要です。
つまり、
追証負ってしまうと絶対に逃げられません。
自己破産しても無駄です。自己破産しても執拗に取り立てられます。
最悪、全ての財産を失いかねません、
酷い話ですね。
こんなシステムが有るのは日本の儀容者だけ。
「追証を抱えるリスクが有るか無いか?」
日本緒業者と海外業者の大きな違いはここです。
レバレッジも低いし、口座がマイナスになるリスクを考えたら、
海外業者を使う方がよっぽど安全では無いでしょうか?
「追証」が有る以上、日本のFX業者の方が破産のリスクが高いと言えます。
そもそも、マイナス口座になる事なんてあるの?
大きな金融ショックは数年ごとにやってきます。
最近で一番記憶に新しいのが、
「ブレグジットショック」「スイスフランショック」「中国金融ショック 2015年8月」
大体こんなところでしょうか?
特にインパクトが高かったのが「ブレグジットショック」「スイスフランショック」
私の場合両者共プラスに持っていく事が出来ましたが、
ネットでは数分で、数百万、数千万の資金を一瞬で失った話が出てきます。
これ、全部追証です。
レバレッジは適切に活用すれば「危険」ではない
今から十年以上前は、日本のブローカーも個人口座えもレバレッジが400倍が普通でした。
しかし、無謀なトレーダーのせいで口座破綻させる人が続出し、
遂にに金融庁がレバレッジを25倍に引き下げました。
それまでは高レバレッジのお陰で低資金から始められるというのがFXの魅力でしたが、
最高レバレッジを25倍に引き下げられた為、
それまでの様に少ない資金で運用が難しくなったのです。
これにより、FXの敷居が大幅に高くなったことは言うまでもありません。
流石に自己資金全てに掛ける「全力買い・売り」を行うのは危険ですが、
資金に応じて正しくレバレッジを活用すれば、
全く問題ないと私は考えています。
高レバレッジが危険だと言われるのは、一部の無謀なトレーダーが一夜にして自己資金全てを失ったり、こうした事から言われているのでは無いかと思います。
レバレッジは、正しく理解し安全に運用を心がければ、
そんなに危険なものではありません。
ゼロカットシステムのおかげで助かったこと
2019年の12月12日くらいに、ポンド円一瞬にして高騰。
投資50万程の資金で運用していた口座が一瞬にしてマイナス口座に。
しかし、ゼロカットシステムのお陰で直ぐに「口座残高ゼロ」に修正されていました。
もし、これが日本の業者であれば、追証分を取り立てられます。
この時は本当にゼロカットシステムの有難みを感じましたね。
やはり「ゼロカットシステム」は精神的にも安心ッ出来る強い味方です。
国内業者はサポート面がしっかりしていますが、常に追証リスクがあるので十分注意したい所ですね、